上の写真は、第三労働者駅といって、路面電車のターミナルだ。
第三労働者駅というからには、第一、第二があるのかなと思ったが、それはないそうだ。
すり鉢型の地形の中心に、渦巻きのような路面電車のロータリーがある。
下の写真は、周辺の団地だ。日本の団地より建築デザインは優れていると思う。
石の建物に住む歴史の違いだろうか。
ウラジオストクには郊外がない。街から一歩そとにでると、森林と原野だ。
住民はみな、高層アパートのどこかに住んでいる。
人口が80万ぐらいなのに皆街に住んでいるのでけっこう賑わっている。
まだ一戸建に住む人は少ないが、そのうち郊外住宅が生まれるのだろう。
下の写真はウラジオストクの中心街から空港方面に向かう道路の途中。
ところどころ車の検問がある。ソ連からロシアになっても、国民をまだ管理しているのだろうかと、
穿った見方もあるが、自動車の盗難がすさまじいこともその検問の理由ともいえる。
いちいち車権証のチェック受け、トランクもチェックされる。
また飲酒運転は、免許をとりあげ、と厳しいので、
コーディネートをしてくれたALEKSEY君(26)は絶対にお酒を飲まなかった。
街には、かつて東京の街にも走っていたトロリーバス(電気バス)の路線が縦横に巡らされている。
しかも無料だ。外国人も同じ。そのためいつも満員状態だ。
エンジンが電気モーターなので静かなのかなと思ったら、
けっこうディーゼルエンジンのバスなみにうるさかった。バスが古いせいもあり乗り心地も悪い。
でも無料ならしかたがないか。定期バスや路面電車も無料だが、有料のバスも走っている。
それでも料金は格安、空いていて車両や座席の状態も良い。
下の写真はバスではない。フニクリョール(ケーブルカー)の中だ。山の上に上っているところ。
立っているおばさんが車掌で、料金を徴収する。
下の写真は路面電車のなか。この状態は空いているけれど、トロリーバスほどではないがかなり混雑する。
なぜか街には女性が目につく。男女とも平等に仕事があるせいかもも知れない。
バスなどのドライバーにも女性が多い。-20度にもなるといる冬のことはわからないけれど、
温暖な夏のあいだ女性たちはおもいっきり手足を露出している。
若い女性のほとんどはミニスカーから美しい足を自慢げに颯爽とあるく。