CAST/JONY OKURA DIRLING HATSUE KOBAYASHI OKADA MAYUMI

1976年週刊プレイボーイの編集だったU氏と雑談していて、

B級青春映画のようなグラビアを撮ってみようということになった。

ぼくは、元来アートというよりは、通俗なものが好きだったし、

撮影してはいけない場所での撮影にとても惹かれていた。

一番やってみたいことは、首都高速でのNUDEだった。オープンカーを走らせながら、

NUDEを撮るってどんな感じかな、といった、美的なことより、

ドキュメンタリーのような事件性が興味があった。そのころは、まだ広告の経験がなかったので、

描くことも、ポジティブなことより、反社会的なことが興味の対象だった。

若いせいでもある。そこで編集のU氏が、ジョニー大倉をキャスティングした。

撮影場所は、現在羽田空港を望む公園のある、京浜島。当時そこは埋め立てたばかりで、

まだ工場も誘致されていなく、広大な空き地だった。僕はその後もそこで、

ファッションやグラビアを何度も撮影した。

首都高速の撮影は、外回りの環状線を深夜に何度も回って撮影した。

ストロボをポンポンと発光させながらの撮影はひんしゅく物だった。

事故が起きなくてよかったと思う。

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