Creco
2006年2月10日 渋谷駅前工事中
上の写真は、サイズを72pixel 幅を1000pixel にリサイズしているだけだ。GRD モノクロモード JPEG ISO 100だ。
下の写真は、焼きこみ覆い焼きばかりか、撮影でいえば、アオリまで使ったように、マニピュレーションしている。
そして色調をシンアぽくしている。
一番上の写真を元にして、全体的に一度明るめに調整している。というのもガードの下がつぶれすぎているから。
それから部分的に焼きこんでゆく。クルマの白、ビルの白、すべてを中央の白い工事用の壁よりわずかに暗くしている。
そうすると、一番最初に自然に中央お壁に目がいくように誘導できる。
現実にはこんなことはありえない。白いクルマと白い壁は同じ明るさになる。
しかしモノクロプリントは現実ではない。そこにはタブローと同じように、写真の文法を作ることができる。
それは視線誘導を使うことによって、より主題を際だせたり、気分さえ表現することができるからだ。
よく見ればわかると思うが、ワイドレンズで撮った、歪みを直している。(適当だけどね)。大型カメラのあおりと同じことだ。
BLOGの2枚目の写真も、同じことをしている。わずかにわざとらしく、空に向かってビルが膨らんでいる。
そして最後に1%のノイズを入れている。
サイズが小さい(ウエッブ上では十分大きいが)ので、わずかに粒子感がでている。どのようなプリントにするか、
カメラの設計者が考えた、写真の調子にする必要はない。
銀塩時代はなりゆきとして、できあがったものが、デジタルでは、全部コントロールする必要がある。
違う解釈のCreCo
焼きこみの場所をかえるだけで、もっと前のほうに主題が移ったのがわかるだろうか。後ろの壁を少し暗くしている。
実際プリントするときには、ここまでやるとやりすぎかmしれない。しかし、最初に見えたい場所より、ほんの少し暗くするだけ、
目の誘導は大きくかわる。